世界とセカイと故郷とホームタウンとキンダーガーデンと

はいはいタイトルと内容は関係ありませんよ
しかもmixiからそのまま転載という手抜きっぷり

  • 主人公達の旅の目的とか置かれてる立場が、旅の仕方とか世界の構造とリンクしてたら面白いなぁって話。
  • 何も見ないで記憶だけを頼りに書いてるので間違いが大量にありますが気にしてられません(なんだと)

ラーイ ラーイ ラーイ…





サガ1とサガ2における「塔/天の柱」と「小世界」の位置付けは似てるようで全然違うよなあと思う。
サガ1は、基本的に主人公達は上へ上へと昇っていくのね。塔っていう一つのビル…建造物のフロアひとつひとつを小世界に置き換えても違和感はないのね。
対してサガ2だけど、これは1とちょい違う。天の柱を昇るとそこにはターミナルとも言える天界(だっけ)があって、攻略本とかで全体図を見ればわかるけど中央神殿へ渦を巻いてるみたいな構造になってんのね。だから下からじゃなくて、端っこから出発して最後は中心に向かうお話なの。
1と2だと主人公たちの立場も違う。1の主人公達は野心溢れる命知らずの冒険者で、最高の名誉を求めて旅をする。まるで塔を何処までも昇り続けるように、高みへ高みへ。彼らには自分自身以外に失うものはない(金さえあれば装備も能力も仲間さえもわりあいどーにかなるしなぁ)。だから一人旅が出来る。昇りつめた先、ドアの向こうに(おっと…ネタバレ)行くことにためらいがない。
対して2の主人公たちは、辺境の小世界のこれまた辺境の小さい村の学校のガキども。帰る家があり、家に帰れば家族がいる。旅に出るのも目的の半分は主人公の父親探しみたいなもんだったけど、それはある意味自分自身のルーツ探し、自分の内部のものを探すことでもあったんじゃないかと。よーするかどうかしらんがよーするに2は「旅に出て、奥深くまで行って帰る」お話なのね。

めどいのでサガはこれぐらいにして次、んーとFF7FF8にすっか。

…と思ったら7はなんかまた観点違うんだよなー。
ミッドガルもニブルヘイムも、勿論FF7の他の都市・町も、絶対的に「誰かの故郷」の香りが抜けてる感じがすんのね。
ミッドガルそのもの、いかにも人工的で、人も物も寄せ集めで、ごった煮というよりモザイクとかサラダボウル。中央の塔=神羅ビルは人々の心の拠り所というより、ホント独裁者(いや一企業だけど)の奢りとかの象徴。だからウェポンの攻撃とかメテオ襲来で、かんなりわざっとらしく破壊。倒壊。ぼんろぼろ。
ニブルにしても、5年ぶりに訪れたティファが焼けちゃったはずの故郷がそのままになってて動揺したぐらいだし、実際もう故郷の役割を果たしてない。
…ユフィは…どうだろ、ふらふらしてっけどなんだかんだでウータイっ子だしなぁ、とそれはそれ。
なんというかね…場所そのものより、人であったり思い出、記憶であったり、大事なものが心の拠り所で、場所はさして重要じゃない感じなのね。シナリオも記憶とかすんげえ大事にしてるしラスボスからして故郷放火すっしな。だからFF7の町・村はばんばか姿が変わったり、かつての事件で変わっていたりってのが多い。でも記憶は変わらない。想い出はいつまでも大事にされる。


FF8なー。アレはまたアレでややこしい。
ガーデンって規模もそうだけど、3のインビンシブルとかと違って単なる移動手段じゃないじゃん。人住んでるし。
記憶薄れちゃった孤児組ガーデン生にとっちゃガーデンが故郷なんだよな。移動する故郷。シェルターであり学校であり子供の庭である。
バラムのそれはホント家。おそらくトラビアのもそうだったかと。機能的にはさして変わらんガルバディアのガーデンが外見の厳めしさから要塞つか戦艦のような様相を呈してるのとはうって変わって超アットホーム。
FF8のパーティメンバーは、共に戦う仲間、友人であると同時に家族でもある。だからスコール達にとってバラムガーデンはマジで家なんだよなぁ。だからこそ「故郷=ガーデンを守る」イベントはあれだけ力を入れて描写される。
うん、だからFF8の旅は旅って言うよりむしろ故郷と家族を守りながらの旅なんだなぁ。遊牧民みたいだなぁ。

んで追加でFF4とFF6もね。
FF4はなんか後味悪いのよねぇ。主人公の故郷が感傷にひたる間もなく、家族と一緒に宇宙の彼方に行ってしまって戻らないんだもん。
FF6はそもそも主人公が不定だからシナリオの方向性がありそうでなくて焦点とか微妙にズレてる。各人の正義が焦点っちゃ焦点で、キャラの内側にあるものが心の拠り所であったり旅を支えるものだってのが7との共通点っちゃ共通点かしらん。

あと7と8の話を蒸し返すけど、7のあの後味の悪さの理由の一つに、キャラの心の拠り所であるはずの想い出・記憶ですら一旦シナリオの中でアテにならないって示されちゃってるからそこんとこが不安のまま残されてるからなんじゃないかと思うのよねぇ。
8は最後の最後まで、自分達を助けて支えてくれるのは故郷であり家族だっていうオチを付けちゃった。そこが単純明快過ぎなぐらい。


うろおぼ故郷まとめ(書く前にせめてぐぐれや

  • FF1→…ないんじゃね? (漫画版は異世界なんだよなあ
  • FF2→もう無くなってる
  • FF3→えいえんはあるよ
  • FF4→宇宙の彼方だよ
  • FF5→次元の狭間に逝っちゃったけど元通りにしたよ
  • FF6→あんだかねえんだか
  • FF7→場所より思い出だよ
  • FF8→家族みんなで故郷ごと移動するよ
  • FF9→それなりにあちこちミックス
  • FF10→えーっと…(すごく表現に困ってるらしい
  • サガ1→あんだかねえんだか
  • サガ2→夕ご飯までには帰るよ
  • サガ3→移動するたびにコロコロ変わってどうすりゃいいんだ

ライブアライブは力尽きたので…またまた明日あたり(←いっぺんオニキンメにしっぽではたき落とされた方がいいと思うこいつ)