汚される覚悟無しにweb上に公開された他人の創作物に「それって○○(既存作品)?」と口を出してはいけない。

もしあなたが○○(既存作品)が好きで発言しようとしているのならなおのことである。
最悪の場合、口を出された相手が○○という作品を知り、それを徹底的にパクられ改変され逆手に取られ骨の髄までしゃぶられ――はっきりと口には出せないが、かの恐るべき文章力を持つ人々のように言うと――ファックされるおそれがあるからだ。
あなたの愛したキャラクター達を――あなたが愛したその美しさや強さは何処にいったのか――冴えないやもめのコブ付き中年無職男や、スラムの市場で偽ブランド品を売る腰の曲がった老婆、「エターナルなんとやら」と叫びながら往来で棒きれを振るう小童、宇宙船内で暴走するコンピュータやグロテスクな怪物にされる覚悟(それも、必ずしも悪意があるわけでは無しに、あるいは純粋な「遊び心」の所産として)はあるのだろうか?ないだろう?
「モノガキ」はすべて、あなたの大好きな○○を尊敬し、あなたの大好きな○○を産み出した人物をはじめから敬愛しているわけではないのだ。
むしろ、自分の発想を先取りしている人間がいた、ならばそれを「リスペクト」(あるいは「オマージュ」「パロディ」……最悪の場合、「パクリ」「悪意ある改変」)してしまおう、と考える人間の方が大半ではないか?

もしあなたが○○(既存作品)が嫌いで発言しようとしたのなら、それでも気は抜けない。
その作品が形になり公開され全世界に向けて発信された時点で、その作品は誰か(最低でも、ひとり以上)にとっての「今までに読んだことのない素晴らしいよみもの」になる可能性は否定出来ない。可能性はどんなに低くともゼロではない。誰でも見られるところにあるのだから。
その最低ひとり以上の誰かが「これは素晴らしい!」と認識し、なんらかのきっかけでその作品が○○なる作品の影響下にある、などと知れば、彼または彼女は○○に触れてしまうだろう、そして「○○は素晴らしい作品だ!」と認識してしまう可能性もあるだろう。決してゼロではない可能性、あなたはそれに耐えられるのか?

いずれにせよ、「それって○○?」と発言する人間の気が知れない。その不用意な一言が○○が徹底的に汚されたり、あるいは賞賛されたり(いずれにせよあなたの望まない方向に受け止められる)きっかけとなるかもしれないことに気がついて欲しい。
わたしは期待している、○○が徹底的にファックされることを、望んでいる。

※このエントリは徹頭徹尾うそっぱちです
※このエントリはシラフで書きましたが、常時脳味噌がイカれてるので同じ事です
※私自身は誰かの大好きな○○をファックしようだなんて思ってませんよ?
※思ってませんが前半通りの内容になってしまえばみんな幸せになれると思います←あーあーあーあー
※べっ、べつに誰かのエントリについたブクマコメントに苛立ったわけじゃないんだからねっ!←あー、あー。