ナポリタン(仮)

あんだけ「喫茶店(仮)のナポリタン(仮)」が好きすぎる(ようにぼくにはみえる)シェフ(仮)がわざとでもうっかりでも「赤い炭水化物の固まりのようなもの」を作るとはとてもおもえないんですけど!そりゃあパスタなのになんかナンプラーとかしょっつるぽいの入ってるとか(センスがすんげーへんてこだけどしかしうまい)そうとう愉快なセンスの持ち主ではありますけれどもあのシェフ(仮)!
べつに「高級レストランで出るような厳選した高級食材と熟練した料理人たちによる極上パスタ」を作るだなんて言ってないじゃないですか!
ぼくが「赤い炭水化物の固まりのようなもの」に怒ってたのはさ、ウェイターが「申し訳ございません、今かわりのものをお持ちします」っつってそのままとんずらこいたからなのよ。喫茶店ナポリタンですらない、いちおう食えるけどなんかおかしい炭水化物。そりゃあ喫茶店ナポリタンにすら及ばないお世辞にもおいしいとは言えない炭水化物だっただろうけど(ごめんおれ本人は食べてない(ところからして既に説得力がない)、それでもさ、金もらってお客にメシ食わすんが仕事なんでしょうに、喫茶店でも高級レストランでも。金を取る以上。
すべての喫茶店が高級レストランだと思いこんでナポリタンを頼めば確実に極上パスタを食べられると思いこんでるスットコ'n'ドッコイは宇宙に投げ捨てられてもかまわんけど、そこに怒ったんじゃなくてさ、おれは。
あっちはメシ屋さんなんだから、かわりの(もうすこしナポリタンに近い)ものをきっと出してくれると思ったから、んでそれが裏切られたから、怒ったのよ。たとい出て来たのがちゃんとしたナポリタンにもうちょっと近いものだとしても、やっぱ一度下げてかわりのもん持ってきます言われたら、待つでしょ?ねえ。
基本さ、ナポリタン(仮)に限らずスパゲッティ(仮)、パスタ(仮)って、喫茶店(仮)の食べ物(仮)だよね。あんま高級店でかしこまって食べるんじゃなくて、ふらっと行ってちゅるっと食べておなかいっぱいになって、っていう、もっと向かう姿勢が気軽なさ。
いやそりゃ最近は極上パスタがうまい高級レストラン(元喫茶店)でスパゲティばんばか出てるけどさ、喫茶店ができはじめてパスタがあれこれ出たころって、そんな高級な食べ物だった?ねえ。
ぼくは経験がないけれど、人目を忍んでこっそり行ったり、行ったのがばれて先生とか親御さんにおこられたり、行ったけどそこにたむろしてるお行儀の悪い客になんか酷い目あわされてメシがまずくなったり、とか、そーゆーイメージの強い場所でちゅるっと食べるもんじゃなかったの?
なまぬるくってもいいじゃない、ナポリタンとしてそこそこおいしければ、なによりちゅるっと気軽にいくらでも気が済むまでたべられて、そいでおなかいっぱいになれれば。ナポリタンは気軽に食べられておなかいっぱいになれたからみんなが大好きになったんであってべつに伝説だからでも究極だからでも至高だからでもなく、そゆのに関係なく、みんなが大好きになれたんじゃないかなー。。。

だめださけによっぱらって&比喩で押し通そうとするとわけわからんくなってきてしぬ…
おきゅうりょうがはいったら土星ナポリタン(黄金のタレ)かってこようかなあ。おみせつぶれてなければ…←うわぁ;;;;