カンジュセーのナントヤラ

たとえば私は視力が悪い。そして某ワルイセムパイは視力がいい。
…とかゆう、そういう話じゃない。


同じものを見ていて/聞いていて/味わっていて/触れていて/エトセトラエトセトラ。
なんかね、機械に例えると同じ情報を入力されているのに、実際に認識されている形はぜんぜん人によって違うんじゃないかなあって。

そだなー、音楽に例えるか。

あたしはタイコ叩きをまがりなりにも不必要に8年ぐらいもやっておるので、まあ音楽を聴いた時タイコ叩きの人よりも打楽器パートの方に耳が行く割合がけっこう多い。
注意して聞くっていうか、聞き取れるっつうか。(もちろん絶対音感だとか耳コピとかああいうレベルには程遠いんだけど)

多分弦楽器をやってるひとは弦楽器パートに耳が行くだろうし、管楽器の人は管に耳が行くだろうし、声楽やってる人はヴォーカルに耳が行くんだろう。

そいで昨日の話だ。

女学生の一人暮らしにもかかわらず、家にテレビがない…というまっこと世間様基準ではけったい(多分)なあたしですので、昨日外出した折の話になりますが。
某泉からどーでもいい知識が湧き出てくる番組をさくっと拝見しましてん。
売れ筋トップ10のカップラの残り汁に、冷や飯(あたしゃ冷や飯じゃなく炊飯器でちょっと保温しすぎすれすれあたりにカピカピになったご飯派。…関係ないけど)突っ込んで、それをあろうことかクソ真面目な料理評論家に食わせてどれが一番冷や飯に合うかとかいう判断を下してもらうとかやってたわけで。

でまあ、きっとナンバーワンに選ばれた商品の売り上げは伸びるんだろうなあ、とかフランス人のシェフの人の日本語が意外と上手いなあ、…とかいうなんかちょいとばかしミーハーつうか俗っぽいことを一通り考えたあと。

コメントがね、なんかね。すごいのよ。

何がすごいかって…まあ細部は覚えてないから書げねんだげどよ。


明らかに同じものを食っているのに、
味わっている味が違う。彼らは。

いや、なんだ、その。

彼らはあたしが決して味わえない味覚を知覚しとるのではないかと。
絶対五味以上味わえてるよあの人たち…。


慣れなのか才能なのか生まれつきなのか
ハードかソフトかは知らないけれど。


…まあ、ぶっちゃけうらやましいんだわな。
一般的な人が感じえるもの以上のものを感じることが出来るヒトってのがさ。


おなじせかいにいるのにちがうせかいをかんじている。